例年になく獲れている鮎

2019年の鮎漁が解禁されて10日が経過しました。5月の降水量の少なさから千代川の水量が少ないので、また今年も鮎が獲れないだろう…と半分あきらめていましたが、その思いに反して店の営業に困らない程の鮎の入荷は有るのですよ!(^^)v 昨日も多い人で1.4キロ、1.1キロ等と鮎漁師さん達が活きたままの鮎を店に持って来てくれました。生け簀には現在7~8キロの鮎が泳いでいます。昨年までの様に鮎料理の予約を受けるのに、ご無理を言って日にちを変えて頂いたり、コースの金額を落として頂く様な事は今シーズンは無くて済むのかな~?!なんて期待と希望が混ざったちょっと嬉しい鮎シーズンのスタートです。

鮎も多いがホタルも多い!!今年の店の周りを飛び交うホタルの数はここ数年になく多く見られます。店の営業を終えて川を照らしていた明りを落とすと、今まで気付かなかったホタルの灯りを無数に見る事ができました。「今年はホタルが多いねー!」と皆でこれもまた喜んでいます。今朝見つけた紫陽花の葉の陰で眠っているホタルです。

2019年鮎漁解禁

6月1日、今年も鳥取県内河川の鮎漁が解禁されました。5月の降水量が記録的に少なくて千代川の本流の水量は今まで見た事も無い程に無残な状態での解禁日でした。しかし、心配をよそに鮎は今年も元気な姿を見せてくれました!解禁日は少ない入荷でしたが、2日の今日は予約をお受け出来るのを安心する程の鮎が入荷して、ホッと一安心しています。これから9月末までの長い期間を、活かしたまま運んで頂く鮎漁師さん達に感謝しながら、鮎料理に磨きをかけて頑張りたいと思います。

菊乃家の鮎料理に使う鮎は、竿釣り鮎にこだわっています。活きたまま入荷し、その鮎を一晩、地下水の生け簀で泳がせて休ませます。鮎が受けたストレスを解消させてから料理に使います。菊乃家では網で獲れた鮎は使いません。川魚独特の泥臭さなど微塵も感じない鮎をお出し出来るのは活の鮎しか使わないからです。網で獲って活かしたまま持って来られてもストレスいっぱい受けた鮎は私には分かってしまいますよ(笑)以前は菊乃家も網漁で獲れた鮎を使って料理をしていました。千代川漁協が夜網で獲れた鮎を集荷して早朝、三軒の鮎茶屋が漁協に出向き、それぞれ店に持ち帰って料理に使っていました。鮎の漁獲量も今とは比べ物にならないほどに獲れていました。私も子供の頃から網で獲った鮎は食べ慣れていましたから、何とも思わなかったのですが、自分で料理をするようになると、「鮎は泥臭くて嫌だ」「川魚は臭くて食べられない」という声が耳に入るようになってきました。改めて網で獲れた鮎をそういう思いで味わってみると確かに泥臭い!それは鮎が川の珪藻などを餌にしているから。網で獲られた鮎のお腹の中は食べた藻がいっぱい詰まっています。ある程度の量が溜まるまで漁師さんは魚籠などに獲れた鮎を持ったまま川を網を打ちながら歩かれるでしょう。鮎は野締めの状態です。溜まった鮎を持ったまま夏の夜の川で鮎のお腹の中の藻はあっという間に醗酵が始まります。だから網で獲られた鮎は泥臭いと言われるのだと思います。それに気付いてからは菊の家では竿で釣られた鮎しか料理に使わなくしています。

今年も目撃!初ホタル

昨夜、閉店時間で暖簾を仕舞おうと外に出た時に、頭の上を飛ぶホタルを見つけました。「あっ!第一町ホタル発見!!」と心の中で呟きながら、今年初めて暗闇に漂い飛ぶ淡い光を目で追っていました。 店に戻り、渡り廊下の上から大井手川の上手を捜すと二つ、三つの光が飛んでいました。もうホタルの季節なんだ!鮎の季節なんだ!と私の中での夏の到来がスパークします。また休みの取れない、でも売り上げが上がる、嬉し苦しい4ヶ月が始まる象徴がホタルの目撃です。今年は雨が降らなくて千代川の水量は悲しい位の流れになっています。降雨増水が川に遡上のきっかけになると言われる稚鮎達はまだ千代川の汽水域の辺りで遡上のきっかけを待っているのでしょうか!?

朋あり 遠方より 来る

高校時代からの友人が山梨県から帰省したのを機会に、鳥取に居る仲間を集めて酒を酌み交わし、昔の馬鹿話で、一夜盛り上がりました。

この友人と会って酒を飲み、また昔の悪行を語る一時は最高の楽しい時間です。考える方向が似ていて、彼の言う事が良く理解できるのです。趣味が一致するとか、同じ志で生きたとか言う事は無いけど、彼の考え方は良く見えて、最高の友人です。鳥取に遠く離れて暮らす彼と久しぶりにお互いの近況を報告し合ったり、意見を交換したりする事はいつも自分の人生を豊な物にしてくれます。彼が自作の果物で作った各種のジャムを土産に置いて、「北杜のジャムおじさん」は帰って行きました。また楽しからずや

鮨とボヘミアン・ラプソディ

今月初め、イギリスのバンド、クイーンを描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観るために姫路の映画館に行って来ました。

お昼は自分の勉強とここの所よく頑張ったご褒美を兼ねてチョット贅沢に明石のお寿司屋さんでお寿司を頂く事に。明石の食通の知人に電話して、お勧めの店を紹介して頂くと「鮨丹甫」「菊水鮨」はどうか?と言われました。明石では老舗の二店ですね。しかし自分でネット検索して良い感じだと思っていた「菊水鮨西店」は?と聞くと最近は一番美味い!と言う話を聞くとの返事だったので、紹介は無視して「菊水鮨西店」に予約してしまいました(>_<)

昼の営業は12時からでちょっと緊張して入店しましたが、大将から気さくに声を掛けられて「鳥取から来た」と言うと、「じゃあ先ずは明石の鯛からお出ししなくては」と次々と出されたお鮨は全て目から鱗のオンパレード!心を込めた職人技で、丁寧な技術はとても勉強になりました。美味しかった。また行きたい!!

満足して一路姫路へ 『ボヘミアン・ラプソディ』の評判はマスコミ報道で耳にしてましたが、これは自分が予想していた以上の感動的な映画で、泣いちゃいました😭 帰ってからCD2枚買って、車の中と厨房の仕込み作業時にずっと聴いてます。それまでクイーンは好みのバンドじゃなくて、ブルーズ好きな自分にはファルセットのコーラスやエイズで亡くなったゲイっぽいフレディ・マーキュリーのボーカルにも心惹かれずにいましたが、今では大好きなバンドになってしまいました。長い間、音楽を聴いて来たけど、こんな体験は初めてで、我ながら不思議な感覚に包まれているこの頃です。とにかく、この日は鮨と映画で今年最高の充実した一日と言って良い!多分。

 

だし巻き卵

岡山県津山市に嫁いでる義妹さんから毎年恒例のお歳暮用のご注文をいただきました。

松葉ガニとだし巻き卵を二本巻です。松葉ガニを湯がき、すべての足と爪を包丁して、すぐに食べて頂けるようにしました。カニ味噌も味を調えて、氷を敷き詰めた保冷箱の笹を敷いた上に元の松葉ガニの姿に誂えて、お歳暮の熨斗を付けて完成。

続いてだし巻き卵。菊乃家のだし巻き卵は先代から教えて頂いた関東風のだし巻き卵です。カツオだしをたっぷりと、砂糖を使ってちょっと甘く柔らかい味が特徴です。関西風のだし巻き卵に比べると、少し焦げ目が付きますが、その焦げ目も旨味だと先代に教えられました。

義妹さんからのご注文は卵9個使った大きな物なので巻くのに気を使います。このだし巻き卵。実は津山市出身のB’zの稲葉浩志さんの大好物らしいですよ。お歳暮のお届け先は稲葉さんのご実家なので、何度か口にされたようで、自身のブログにも美味しいだし巻き卵を食べて「大好物はだし巻き卵」と書かれたらしいです。嬉しい!!(ちょっと自慢)(^^)v 娘が津山の病院で看護師をしていて、稲葉さんのお父さんが入院中に担当させて頂いて、とても可愛がって頂きました。「我が家は皆が菊乃家さんのだし巻き卵は大好物だ」と言って頂いてたらしので、間違いない!かな~!?

川ガニのたたき汁

9月の末になって、鮎が入っていた生け簀に川ガニが入って来ました。

9月25日で鮎は禁漁になったのですが、10月1日に鮎料理を召し上がりたいと言うご要望のお客様がいらっしゃったので、この日までは何とか鮎を生かしてました。鮎は生け簀の広い所へ、カニはカニ籠に入れて地下水でお腹の中を綺麗にさせます。余談ですが、残念な事に現在は無くなりましたが、以前は町内に造り酒屋が三軒も有って、河原は他所に誇れる良い水が湧き出る地区なんですよ。(陽気正宗、東洋美人、八上姫)の銘柄でした。

川ガニに与えるご飯はカボチャ(南瓜)です。漁師さん曰く内子の黄色が濃くなって味も良くなるらしいです。これまで川ガニの汁は姿を半分に割って大根と一緒に煮て作る味噌汁仕立てでしたが、今年は「たたき汁」にしてお出ししています。たたき汁は甲羅を外した川ガニの食べられない部分を掃除して、すり鉢に入れ、すりこ木で川ガニを細かくなるように潰します。これに水を入れて、ざる等で漉します。鍋に移して弱火で温めると段々と鍋の中の液体がフワッと固まって来て豆腐のような物が出来てきます。ここに味噌を解き入れて仕上げに水菜や青ネギを散らしてお出しします。土鍋で炊いた川ガニご飯と一緒にお召し上がって頂きます。秋の味ですね。これから気温が下がるにつれて美味しさが増してきます。

鮎シーズンの終了

今日で2018年の鮎漁が禁漁となります。

振り返れば例年に無く大変な鮎シーズンでした。

やはり今年は数個の大型台風接近と大量の降雨の影響が多大で、それまで安定して釣れていた場所に全く鮎の姿を見る事が出来なくなってしまいました。鮎は何処に姿を隠してしまったのか!?鮎漁師さん達も「こんな年は知らんなー!何処で竿を出したらええのか分からん!」と愚痴をこぼす日々が続きましたが、思わぬ場所で大量の鮎の姿が見えて、釣り人が殺到するという事が千代川の数ヶ所で発生しました。この異常気象とも言える天候はこれからは普通に起きる事と捉えて、来年からの鮎シーズンに備えなければいけませんかね。。。

今年も蛍が飛び交い始めました

5月も終盤になって、急に初夏の気候がやって来ましたね。

例年の如く、田植えの季節になると店の下を流れる大井手川にも千代川から大量の水が水門の開放によって流れ始め、菊乃家にとっては鮎のシーズンを間近に感じさせる装いになってきました。そんな中、例年通り蛍の淡い明りが見えるようになってきました。昨年の台風の影響で川には大量の土砂が流れ込み、土砂の撤去作業の為に長く川に水が流れない時期も有ったのに蛍の幼虫達は逞しく生き抜いてくれたようです。(*^^)v

今年こそ天然鮎の遡上が多く有ります様に!鮎の神様、お願いします。