川ガニのたたき汁

9月の末になって、鮎が入っていた生け簀に川ガニが入って来ました。

9月25日で鮎は禁漁になったのですが、10月1日に鮎料理を召し上がりたいと言うご要望のお客様がいらっしゃったので、この日までは何とか鮎を生かしてました。鮎は生け簀の広い所へ、カニはカニ籠に入れて地下水でお腹の中を綺麗にさせます。余談ですが、残念な事に現在は無くなりましたが、以前は町内に造り酒屋が三軒も有って、河原は他所に誇れる良い水が湧き出る地区なんですよ。(陽気正宗、東洋美人、八上姫)の銘柄でした。

川ガニに与えるご飯はカボチャ(南瓜)です。漁師さん曰く内子の黄色が濃くなって味も良くなるらしいです。これまで川ガニの汁は姿を半分に割って大根と一緒に煮て作る味噌汁仕立てでしたが、今年は「たたき汁」にしてお出ししています。たたき汁は甲羅を外した川ガニの食べられない部分を掃除して、すり鉢に入れ、すりこ木で川ガニを細かくなるように潰します。これに水を入れて、ざる等で漉します。鍋に移して弱火で温めると段々と鍋の中の液体がフワッと固まって来て豆腐のような物が出来てきます。ここに味噌を解き入れて仕上げに水菜や青ネギを散らしてお出しします。土鍋で炊いた川ガニご飯と一緒にお召し上がって頂きます。秋の味ですね。これから気温が下がるにつれて美味しさが増してきます。

鮎シーズンの終了

今日で2018年の鮎漁が禁漁となります。

振り返れば例年に無く大変な鮎シーズンでした。

やはり今年は数個の大型台風接近と大量の降雨の影響が多大で、それまで安定して釣れていた場所に全く鮎の姿を見る事が出来なくなってしまいました。鮎は何処に姿を隠してしまったのか!?鮎漁師さん達も「こんな年は知らんなー!何処で竿を出したらええのか分からん!」と愚痴をこぼす日々が続きましたが、思わぬ場所で大量の鮎の姿が見えて、釣り人が殺到するという事が千代川の数ヶ所で発生しました。この異常気象とも言える天候はこれからは普通に起きる事と捉えて、来年からの鮎シーズンに備えなければいけませんかね。。。

今年も蛍が飛び交い始めました

5月も終盤になって、急に初夏の気候がやって来ましたね。

例年の如く、田植えの季節になると店の下を流れる大井手川にも千代川から大量の水が水門の開放によって流れ始め、菊乃家にとっては鮎のシーズンを間近に感じさせる装いになってきました。そんな中、例年通り蛍の淡い明りが見えるようになってきました。昨年の台風の影響で川には大量の土砂が流れ込み、土砂の撤去作業の為に長く川に水が流れない時期も有ったのに蛍の幼虫達は逞しく生き抜いてくれたようです。(*^^)v

今年こそ天然鮎の遡上が多く有ります様に!鮎の神様、お願いします。

4月2日桜満開

とても久しぶりのブログです。

前回の更新から色々と有ったのに、なぜブログに書き込むことをしなかったのか、自分でもよく分かりませんが、子供の頃からの気が乗らないと動かないと言うか、追い込まれないと動き出さない性質は相変わらず治っていないようです。”(-“”-)”

4月に入って新しい年度が始まりましたね。今年は早々と桜の蕾も膨らんで、今は鳥取県下、何処も満開となって気分もそれだけで盛り上がりますね。店の横を流れる大井手川の側に、5年前に植えた1本のソメイヨシノの苗木は、今では3メート程の高さに成長しています。日当たりが良いせいか周りのどこの桜より早く開花して楽しませてくれましたが、今日辺りは大部分が散ってしまっていて、悲しいけど季節を先取りしています。さて、各地で稚鮎の放流の話題を耳にするようになってきました。今年の千代川の鮎の様子が気になる季節にもなってきました。

 

 

 

香港メディアの取材

香港の新聞社、雑誌社、旅行会社の人達の取材を受けました。

この時期の菊乃家は何と言っても鮎料理です。

千代川で獲れた天然鮎を使った鮎料理をお出しして、香港の皆さんにも天然鮎の美味しさを知って頂きたかったので、いつもより早起きして、準備と料理の仕込みを頑張りました。最後にお出しした「鰻のかば焼き」も、とても喜んで頂けました。大井手川をまたいで架かっている渡り廊下や部屋によって感じが違う個室等の店のロケーションも香港の人はこんな感じは大好きですと言って頂きました。

カメラマン2名を含む総勢7名のメディアの方々は、皆さんが紳士淑女で、非常に礼儀正しい人達でした。初日は大山の取材から始まり県内各地を取材して回られたようです。「鳥取の人は皆さんとても優しいです!」と言っていた、スタッフの中で一人だけ日本語が喋れるリーさんの言葉が記憶に残ります。皆さんの取材の成功を祈ります。

 (店の側の紫陽花の上で見つけた蛍)

明日、15日から八頭町若桜の川の鮎漁が解禁となります。近年は若桜からの鮎に助けられて6月の菊乃家の鮎料理はできているような気がします。そして、明日からは『ゾロ(転がし)』の鮎漁が解禁されます。

6月1日の解禁からは『友釣り』と『毛ばり釣り』しか解禁となっていなかったので、少しの気象条件の変化で鮎の入荷が落ちる事になりますが、明日からはもう一つの漁法が鮎の入荷を助けてくれると思います。

今日は用瀬からの契約漁師さんが2kg近い鮎を持って来てくれました。感謝です!

鮎漁解禁しました!

2017年の6月1日 待っていた鮎漁の解禁日を迎えました。

今年はどうかなー?釣れるのかなー?天然遡上はどうなのかな?なんて思い悩みながら迎えた解禁日は…..生憎、前日からの大雨で増水、水の濁りで千代川本流は竿を出す釣り人の姿は見えず、鮎の入荷無しの解禁日でした。。。(T_T)

翌日も夜に雷注意報が出た豪雨で、千代川は益々増水して、とても釣りの出来る状態ではありませんでした。何と言っても智頭トンネルの出口の斜面が崩れて国道53号線が通行止めになる位の豪雨でした。4日まで鮎の入荷ゼロです。トホホ

今日辺り水量も落ち着いて、水も澄んで来たので漁師の方も鮎を持って来てくれるかと、期待大の店主です。

 

初めての氷ノ山登山

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10月中旬に標高1510メートルの氷ノ山に登って来ましたー!!

氷ノ山は鳥取県若桜町と兵庫県養父市との県境にそびえ立つ、中国地方では大山に次ぐ高さを誇っている山です。この日は晴天!ガイドは年間数十回も登っているという店のお客様に湯梨浜町からのお客様ご夫婦、奥さんの友人、奥さんの妹さん、我々夫婦の6人が氷ノ山山頂まで連れて行ってもらいました。初心者丸出しの我々は若桜氷ノ山キャンプ場から『氷ノ越コース』の登山道へと向かいます。この時に各自に渡された古いスキー用のストックが皆の登山を助けてくれるとは…その時は誰も思ってもいませんでした。途中、江戸時代の人達が「お伊勢参り」の為に敷かれた石畳が残っていて、昔の人もこの道を通ったんだなと思うとしみじみとした気分にさせられました。杉林を抜けて自然の木々が多くなった道を1時間ほどで氷ノ山避難小屋に到着。ここで10分位休憩です。お茶を飲んだり飴やチョコで気分転換をしたり、小屋の横に置かれたお地蔵様に無事をお願いしたりして、さあーっ!頂上目指して出発です。ブナの原生林からの根っこが登山道を覆う中、岩を迂回しながら上を目指して頑張りました。眼下に兵庫県側のスキー場が見えてきた頃は高木は減り、低い竹やキャラボクの低木ばかりが目立ってきます。山頂の小屋が見えていますが、足下ばかり見ながら歩くと長い時間に感じてしまいます。氷ノ山をなめていた自分の体力に悪態をつきながら平気な顔をして歩くのは自分の心の小ささを思い知らされます。出発から約2時間半程でやっとゴールの山頂に到着しました。山頂は見渡す限りの360度の大パノラマ!!ではなく、途中で天候が変わって雲に覆われた下界は見る事が出来なくなっていました!登頂の満足感よりも空腹感の方が勝り、楽しみのランチは爆弾🍙おにぎり!ランチタイムを過ぎると急に風が強くなって来たので下山の準備にかかりました。登りより下る方が足への負担が多くて、ふくらはぎ、膝がガクガクになり、早くキャンプ場に着けば良いのにー!と願うばかりの下山道でした。何とか全員無事に到着して体力不足を嘆く声を出しながら帰路につきました。次回は春の氷ノ山登山に挑戦する つ も り …です。

ホームページが新しくなりました

約10年近く皆様にご覧頂いていた菊乃家のホームページを新しいものに変更いたしました。

新しいホームページは料理や客室等の写真も撮り直して頂いて、より一層 菊乃家の魅力が皆様にお伝え出来るように心がけました。勿論、携帯電話やスマートフォンでの検索や閲覧が今まで以上にやり易いようになっております。これを機に私の店主ブログの更新も頻繁にするように努めたいと思っています。。。(^^♪

皆様に可愛がって頂けるような店になるように、これからも努めたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。。

菊乃家店主 岡嶋耕吾